【2024年度2歳勝ち上がり診断】評価A該当馬を考える【08/10~08/11】

2歳芝新馬戦・未勝利戦の優勝馬について、パフォーマンスと血統から将来性を独断と偏見で評価評価A(重賞級)該当馬について、レース内容と血統を考察する。

※特に断りのない限り、データ・画像はTARGET frontier JVより引用。

※掲載順は時系列による。

カムニャック

08/11 新馬戦(中京芝2000m/良) 2:04.2

12.911.7-13.3-13.0-13.2-13.0-13.1-12.210.910.9

 64.1-60.1の超スロー。最内枠からまずまずのスタートを決め、控えて最後方。なだめつつ馬群外目を追走し、3~4角から進出開始。直線ラスト1Fで先頭を捉えると、そのまま後続を突き放し3馬身1/2差で勝利した。2歳芝2000mに於いてレース上がり2F21.8歴代3位の記録。ラスト4F区間まで13秒台のラップが並ぶ緩い流れだったとはいえ、急坂含む直線を10.9-10.9でまとめた点からは突出した才能を感じる。牝馬ながら2000mから卸した辺りは長距離帝国友道厩舎らしさと言うべきか、既に来年の最大目標は優駿牝馬に定まっている。

【参考】2歳芝2000mレース上がり2Fランキング (1986年以降)

(赤字:期間内重賞勝利 青字:期間内OP勝利相当)

【参考】2歳新馬・未勝利芝2000m走破時計ランキング (レース上がり1F11.0以下のみ/1986年以降)

(赤字:期間内重賞勝利 青字:期間内OP勝利相当)

 三代母ダンスパートナーはJpn1-優駿牝馬・Jpn1-エリザベス女王杯を制したJRA賞最優秀3歳牝馬・最優秀古牝馬で、ダンスインザダーク(JRA賞最優秀3歳牡馬)・ダンスインザムード(最優秀3歳牝馬・最優秀古牝馬)の全姉。母ダンスアミーガはJRA5勝のマイラーで、本馬を含むJRA出走産駒5頭中4頭勝ち上がりと、繁殖としても優秀な成績を残している。「ブラックタイド×サクラバクシンオー」は父の最高傑作キタサンブラックやフェーングロッテンと共通するアベレージの高い配合。個性派コルトサイアーとして鳴らし、今年プライベート供用となった父から、晩年の大物牝馬が生まれたか。舞台や勝負服も相まって、ワグネリアン級の活躍に期待。

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