2025年度2歳勝ち上がり診断

2歳芝新馬戦・未勝利戦の優勝馬について、パフォーマンスと血統から将来性を独断と偏見で評価。割と辛口。異論は認める。

評価A:重賞級 評価B:OP級 評価C:高確率でPOG期間内+1勝が狙える

評価D:POG期間内+1勝が狙える 評価E:POG期間内+1勝は厳しい

※特に断りのない限り、データ・画像はTARGET frontier JV・JBIS Searchより引用。

過去診断実績

2024年度

評価A:8頭 重賞勝利3頭(37.5%)/OPクラス勝利相当3頭(37.5%)

 クロワデュノール(東京優駿-G1/ホープフルS-G1)、カムニャック(優駿牝馬-G1/フローラS-G2)、ファンダム(毎日杯-G3)

評価B:7頭 重賞勝利2頭(28.6%)/OPクラス勝利相当3頭(42.9%)

 エンブロイダリー(桜花賞-G1/クイーンC-G3)、ショウナンザナドゥ(フィリーズレビュー-G2)

評価C:67頭 重賞勝利10頭(14.9%)/OPクラス勝利相当18頭(26.9%)

 ミュージアムマイル(皐月賞-G1)、イミグラントソング(ニュージーランドT-G2)、エネルジコ(青葉賞-G2)、ピコチャンブラック(スプリングS-G2)、エリキング(京都2歳S-G3)、サトノカルナバル(函館2歳S-G3)、サトノシャイニング(きさらぎ賞-G3)、トータルクラリティ(新潟2歳S-G3)、ニシノエージェント(京成杯-G3)、ブラウンラチェット(アルテミスS-G3)

2023年度

評価A:6頭 重賞勝利3頭(50.0%)/OPクラス勝利相当5頭(83.3%)

 チェルヴィニア(優駿牝馬-G1/アルテミスS-G3)、レガレイラ(ホープフルS-G1)、シンエンペラー(京都2歳S-G3)

評価B:4頭 重賞勝利1頭(25.0%)/OPクラス勝利相当3頭(75.0%)

 エコロブルーム(ニュージーランドT-G2)

評価C:56頭 重賞勝利11頭(19.6%)/OPクラス勝利相当21頭(37.5%)

 ジャスティンミラノ(皐月賞-G1/共同通信杯-G3)、ジャンタルマンタル(NHKマイルC-G1/朝日杯FS-G1/デイリー杯2歳S-G2)、アスコリピチェーノ(阪神JF-G1/新潟2歳S-G3)、シュトラウス(東スポ杯2歳S-G2)、エトヴプレ(フィリーズレビュー-G2)、アスクワンタイム(小倉2歳S-G3)・セットアップ(札幌2歳S-G3)、ダノンマッキンリー(ファルコンS-G3)、ノーブルロジャー(シンザン記念-G3)、ビザンチンドリーム(きさらぎ賞-G3)、ピューロマジック(葵S-G3)

2025年度評価

日付条件開催距離優勝馬評価実績
06/07新馬阪神1600チュウワカーネギーA
06/07新馬東京1600ディバインウインドC
06/08新馬阪神1400ファムマルキーズD
06/08新馬東京1800ダノンヒストリーB
06/08新馬東京1400パープルガーネットE
06/14新馬函館1000カイショーB
06/14新馬阪神1200マイオウンウェイE
06/14新馬東京1600ドリームコアE
06/14新馬東京1400サンアントワーヌE
06/15新馬函館1200ルージュサウダージD
06/15新馬東京1600リアライズシリウスD
06/15新馬阪神1800サレジオD
06/21新馬函館1200ブラックチャリスC
06/21新馬阪神1400タイセイボーグE
06/21新馬東京1800モノポリオD
06/22新馬函館1200クラディスティーナE
06/22新馬阪神1600フェスティバルヒルE
06/22新馬東京1600サノノグレーターD
06/22新馬東京1400ランドスターE
06/28未勝利福島1200エンヴィーミーC
06/28未勝利小倉1200ユウファラオD
06/28新馬函館1200フィオラーノE
06/28新馬福島1200メーゼE
06/29未勝利函館1200シーグルロスE
06/29新馬函館1200エスカレイトE
06/29新馬福島1800ロスパレドネスE
06/29新馬小倉1200コラルリーフD
06/29新馬福島1200ハッピーエンジェルD
07/05未勝利函館1200トウカイマシェリD
07/05未勝利小倉1800アスクエジンバラE
07/05未勝利福島1800ルージュカルデアE
07/05新馬福島1200ヤマメライズE
07/05新馬小倉1200キャンディードD
07/05新馬福島1800アランカールD
07/06未勝利函館1200タガノアラリアD
07/06新馬福島1200リネンタイリンE
07/06新馬函館1800ショウナンガルフC
07/06新馬小倉1800ロードラヴォールE
07/06新馬福島2000タイダルロックD
07/12未勝利小倉1200スターアニスC
07/12未勝利福島1800ブラックハヤテE
07/12新馬函館1800マルガC
07/12新馬小倉1800クールフランE
07/12新馬福島1200ミスバレンシアE
07/13未勝利福島1200フォトンゲイザーE
07/13新馬函館1200ハイヤーマークD
07/13新馬小倉2000ウイナーズナインD
07/13新馬福島1800ルージュボヤージュE
07/13新馬小倉1200ジュジュドールE

評価A該当馬考察

01.チュウワカーネギー

06/07 新馬戦(阪神芝1600m/良) 1:36.2 

13.1-12.412.712.812.010.910.911.4

 51.0-45.2の超スロー。内の偶数枠から好スタート好ダッシュでスムーズにハナへ。3~4角から早目に踏み込んで番手を競り落とすと、直線最後はアンドゥーリル(2着)に詰め寄られながらもセーフティーリードを保ち、3/4馬身差で勝利した。レース上がり5F58.0・4F45.2で、それぞれ2歳戦指標(5F58.0以下・4F46.0以下)をクリア。特に上がり4Fは、リバティアイランドの新馬戦・ウーマンズハートの新馬戦に次ぐ同距離歴代3位の好時計をマークした。上がり3F10.9-10.9-11.4のラップ構成は、直線が同区間を(ほぼ)占める東京・新潟以外では殆ど見られない形で、ダービージョッキー北村友一の攻めの姿勢を感じる。

【参考】2歳芝1600m上がり4Fランキング (1986~2025.06.08)

(赤字:期間内G1勝利 青字:期間内重賞勝利・G1入着)

 二代母Once AroundはOdysseus(タンパベイダービー-G3/USA)の半姉。母デックドアウトはアメリカンオークス-G1/USAなど重賞2勝。「モーリス×Machiavellian」はディヴィーナ、「モーリス×Damascus×Francis S.」はジャックドール・ピクシーナイト・ラーグルフと共通。馬体・レース振り共に完成度が非常に高く、現時点ではケチを付けるところが無い。ただし、2歳戦を逃げたモーリス産駒は、シュトラウス・ダノンエアズロックなど、春の大一番ではイマイチなケースが多い。体型的に距離が持たないことはないだろうが、クラシック路線よりはマイル路線だろう。朝日杯まで積極的に狙いたいタイプ。

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