種牡馬ドレフォンを考える【2026年最新版】

※各種データは2025.12.31現在に更新。

※特に断りのない限り、データ・画像はTARGET frontier JV・JBIS Searchより引用。

基本情報

繫養:社台スタリオンステーション(2018-)

生年:2013年 生産:Frederick M. Allor, Michael T. Barnett, Anthony M. Warrender(USA)

競走成績

USA:9戦6勝

2016年度 エクリプス賞最優秀短距離牡馬

2016 キングスビショップS-G1(USA/サラトガD7F)1着

2016 BCスプリント-G1(USA/サンタアニタD6F)1着

2017 フォアゴーS-G1(USA/サラトガD7F)1着

JRA産駒成績

2021年度 JRAファーストシーズンリーディングサイアー

世代別

年次別

所感

 母Eltimaasは未出走だが、BCジュヴェナイル-G1/USAを制したエクリプス賞最優秀2歳牡馬Action This Dayの半妹。本馬は父の初年度産駒、母6歳時の2番仔にあたる。

 「Storm Cat×Deputy Minister×In Reality」はJustifyやミスターメロディなどと共通し、「Eight Thirty≒Good Example≒War Relic」血脈を累進。本馬はSaline≒Relaunch5×4を軸として主にMan o’War血脈を強化しており、分かりやすく北米的パワースピードを重ねてきた配合。筋肉量は豊富だが、ゆとりある胴や脚元・肩などの造りからは、典型的な北米チャンピオンスプリンターのイメージと異なる印象を受ける。父Gio Pontiはエクリプス賞最優秀芝牡馬を受賞した中距離馬で、二代母父Trempolinoは凱旋門賞-G1/FRなど重賞2勝、牝祖Bitty GirlはクイーンメアリーS-G2/GBなど重賞3勝。血統表の随所に欧州芝や中長距離のエッセンスを含んでおり、実馬にもそれらが少なからず発現しているように感じる。

 オールラウンドなスピードを遺伝し、配合によって芝・ダート・短距離・中長距離と幅広く打ち分けるStorm Cat父系らしい万能種牡馬。キズナやロードカナロアと近い感覚で捉えてよいだろう。自身の現役実績からくるイメージ以上に距離をこなす産駒が多く、良績は芝ダート共にマイル前後に偏る。北米血脈らしく、早熟傾向が強く、成長力は控えめ。これまで幅を利かせてきたダート種牡馬の高齢化により、相対的にダート成績が年々上昇しており、2024年にJRAダートサイアーリーディング、2025年には総合(JRA+NAR)ダートサイアーリーディングを獲得。これに伴ってか牝馬偏差値は年々下がり、ややコルトサイアー傾向が強まっている。

 ファーストシーズンリーディングサイアー獲得を受け、供用5世代目(2022年)には種付料700万円へと大幅アップ。初年度産駒と比較すると2~4世代目は伸び悩んでいる印象も否めなかったが、23年産駒(5世代目)が久々のJRAG1優勝を果たすなど順当に結果を残し、2026年はキャリアハイとなる800万円まで上昇。このまま軌道に乗せていきたい。

 ジオグリフスターアニスの芝G1馬2頭は、それぞれ母アロマティコ(秋華賞-G1 3着 他)・母エピセアローム(セントウルS-G2 他)と芝OP路線の活躍馬。芝の大物を狙う場合は、シンプルに芝で実績を残したA級繁殖との配合がハマると言える。ミッキーファイトを加えたG1級優勝馬3頭に共通する血脈がノーザンテースト。自身がメインクロスとする所謂E.P. Taylor血脈と共に、スタミナを底で支えるPretty Polly血脈を脈絡させる点が良く、アベレージを上げるというよりは大物感をプラスする最後の一手間になる印象。特にノーザンテーストを内包するアンデスレディー牝系エアグルーヴ牝系との間に複数重賞馬を輩出している点は特筆事項。社台グループが育んできた一流血統との組み合わせが順当に決まるのは、輸入種牡馬としてのストロングポイントだ。

 ディープインパクト肌との配合も「ディープインパクト×Storm Cat×In Reality」のニックスが再現され、ワープスピードなど芝ダート・距離の長短を問わず堅調な成績。ただし、この配合パターンは圧倒的に牡馬優勢であり、牝馬の場合は寧ろアンチニックスとなっている点には注意。

 ダート路線を狙う場合は、自身の配合の核である「Eight Thirty≒Good Example≒War Relic」血脈を累進するのが基本。特にフジキセキUnbridledとの組み合わせは鉄板となっている。この配合パターンは前項とは逆に、アベレージは圧倒的に牝馬優勢である点も興味深い。ただし、サンライズフレイム・マテンロウコマンド・アドマイヤデイトナと重賞級は牡馬から出ているので、過剰に気にする必要はないだろう。

 現時点では例が少なく大物も出ていないが、Relaunch(=Moon Glitter)を活かす形としてWar Front(母父Rubiano)や、Yarn(=Preach)を活かす形としてパイロ(父Pulpit)肌との配合にも注目したい。また、これら両方を内包するTapit(父Pulpit・二代母Moon Glitter)との配合は言わずもがな期待大。肌に回った際は、Pulpitを内包し「ディープインパクト×Storm Cat×In Reality」が成立するアルアイン=シャフリヤールとの配合が面白い。母馬優先があるクラブでは、繁殖入りを見越して牝馬を積極的に狙ってみるのも面白いかもしれない。

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