出走馬勝ち上がり時評価
【評価基準】
A:重賞級 B:OP級 C:高確率で期間内+1勝が狙える
D:期間内+1勝が狙える E:期間内+1勝は厳しい
馬名 | 該当レース | 評価 |
ビッグドリーム | 07/02 新馬戦 (福島芝1200m) | C |
キャンシーエンゼル | 07/15 新馬戦 (中京芝1200m) | C |
アスクワンタイム | 07/15 未勝利 (中京芝1200m) | C |
ドナヴィーナス | 08/12 未勝利 (小倉芝1200m) | C |
セイウンデセオ | 08/12 新馬戦 (小倉芝1200m) | D |
パッシングシャワー | 08/13 新馬戦 (小倉芝1200m) | D |
ミルテンベルク | 06/11 新馬戦 (阪神芝1200m) | E |
テイエムチュララン | 08/13 新馬戦 (小倉芝1200m) | E |
※2歳芝新馬戦・未勝利戦のみ
考察
◎⑤キャンシーエンゼルとする。新馬戦では番手追走から直線半ばで逃げ馬を捉え、そのまま2馬身半差の快勝。時計の出やすい小倉と比べても遜色ない好時計であり、C評価を与えた。米血で塗り固めた母に重厚な欧血のバゴを配するパターンはクロノジェネシスと共通。ブラックタイプが薄く大物感はないものの、配合としては理に適っている。最終週かつ週中の雨が残る馬場は適性がありそうで、安牌として本命を打つ。
◯⑦ビッグドリームはビッグシーザー(L-マーガレットS 他)の全弟。新馬戦は最後流す余裕を見せながら6馬身差の完勝で、この時期の福島戦としては水準を上回る時計。C評価を与えた。ただし、負かした相手は以降いずれも勝ち負けになっておらず、着差を鵜呑みにするのは危険。また、好時計とはいえあくまで福島開催においての話であり、他場でどこまで通用するかは未知数。流して勝つ馬をあまり好かないという私情を認めつつ、ここで被った1人気になるのであればまだ様子を見たい。
最終予想印
なお、基本的に筆者の買い目は◎の単勝若しくは複勝一点である。
◎⑤キャンシーエンゼル
〇⑦ビッグドリーム
回顧
開催最終週で全体に傷みの強い良馬場開催。極端なトラックバイアスは見られない。33.3-35.3のハイ。馬場状態を考えると中々流れた印象で、4角時点で前2頭は余力を失い馬群凝縮。外差しの決着となった。
勝ち馬アスクワンタイムは大外枠スタートで最後方からの競馬。直線も慌てず大外に持ち出すと、2着ミルテンベルクとの叩き合いをアタマ差制して優勝。全兄ファンタジストに続く同重賞兄弟制覇とした。「カナロア×ディープ」だと柔の方向に振れ過ぎてしまうイメージだが、二代母マーズプリンセスがDanehill×Robertoの硬肉なので吊り合いがとれている。未勝利の勝ち時計が中京稍重の割に優秀でC評価を与えたように、実力自体は織り込み済み。全姉ボンボヤージも昨年北九州記念を制しているように、夏の小倉開催には余程適性が合うのだろう。今回の勝ち時計もまずまず優秀で、スピードと完成度の高さは間違いない。全兄同様、2,3歳の間はマイル重賞路線なら上位に取ってよさそうだ。
2着ミルテンベルクは「モーリス×ディープ×プンティラ(独オークス)で何故こう出たのか……」という印象。血統と適性がマッチしない、所謂『気で走るタイプ』。能力が低いことはないのだろうが、今後も重賞を勝つのは中々難しいのでは。
◎キャンシーエンゼルはほぼ完璧な競馬で3着。シンプルに実力で劣った印象。〇ビッグドリームに関しても同様の印象。思ったほど被った人気にもならず、皆さんよく見ている。