2023年度2歳勝ち上がり診断②【2回福島/3回中京/2回函館】

2歳芝新馬戦・未勝利戦の優勝馬について、パフォーマンスと血統から、将来性を独断と偏見で評価。割と辛口。異論は認める。

※特に断りのない限り、データ・画像はTARGET frontier JVより引用。

※各評価毎の掲載順は時系列による。

A評価(重賞級):1頭

レガレイラ

07/09 新馬戦(函館芝1800m/良) 1:49.8

 50.1-12.4-47.3のどスロー。出負け気味のスタートから急かさず中団外目。直線も外目から促すと、1頭全く違う脚色で2着セットアップを1馬身半差し切り勝利。レース上がり5F59.7は同条件歴代4位自身上がり3F34.3は洋芝同条件歴代10位タイ、函館同条件では歴代1位。例年と比較して低レベルと言い続けてきた今年の函館組の中で、明らかに突出した時計を叩き出している。

【参考】2歳函館芝1800m新馬戦・未勝利戦 上がり5Fランキング (60.0以下/1986年以降)

(赤字:期間内重賞勝馬 青字:期間内OP勝馬)

【参考】2歳洋芝1800m新馬戦・未勝利戦 上がり3Fランキング (34.5以下/1986年以降)

(赤字:期間内重賞勝馬 青字:期間内OP勝馬)

 ウインドインハーヘア牝系。二代母ランズエッジはディープインパクト(G1-東京優駿 他)・ブラックタイド(G2-スプリングS)の半妹。母ロカはG3-クイーンS 3着など。本馬はドゥラドーレス(G3-毎日杯 3着)の半妹にあたる。父スワーヴリチャードは下馬評通り、ないしはそれ以上に仕上がりが早く、現在JRA新種牡馬リーディングトップを快走中。「ハーツクライ×Danehill」のニックスだが、どちらかと言えば「ディープインパクト(サンデーサイレンス×ウインドインハーヘア)×Unbridled’s Song」が発現しているように見える。マイル戦への対応も可能だが、本質は中距離型で優駿牝馬が狙いどころか。

B評価(OP級):1頭

エンヤラヴフェイス

07/16 新馬戦(中京芝1600m/良) 1:35.3

 五分のスタートから番手追走。直線早めに先頭を捉えると、追い込む後続を寧ろ突き放し、2着アンモードに5馬身差をつける勝利。レース上がり5F58.0は同条件歴代2位

【参考】2歳中京芝1600m新馬戦・未勝利戦 上がり5Fランキング (58.0以下/1986年以降)

(赤字:期間内重賞勝馬 青字:期間内OP勝馬)

 二代母Private EncoreはWelsh Muffin(タイキシャトルの母)の半妹で、ビバムール(ピースオブワールドの母)の半姉。母タイキアプローズはタイキシャトルと7/8同血。本馬はサミットストーン(Jpn2-浦和記念)の半弟、カジュフェイス(OP-もみじS)の全弟にあたる。薄い父母相似配合で、大物感には欠けるがスピードは充分。次走新潟2歳S予定。

C評価(高確率で期間内+1勝が狙える):4頭

ビッグドリーム/ドナベティ/アスクワンタイム/キャンシーエンゼル

D評価(期間内+1勝が狙える):6頭

セントキルダ/マスクオールウィン/ラストクリスマス/ブルーミンデザイン/ステラスプレンダー/オンザヴィーナス

E評価(期間内+1勝は厳しい):33頭

ナナオ/ジュントネフ/ルージュレベッカ/クリノハレルヤ/シリウスコルト/アガシ/コスモブッドレア/ワンブランチ/ルージュスタニング/トレミニョン/ヴァンヴィーヴ/ジューンテイク/エコロヴァルツ/ミカエルパシャ/ヘルモーズ/ショウナンマヌエラ/ニシノオウジョ/ゴードンテソーロ/エコロマーズ/オーキッドロマンス/ピコサン/ロジルーラー/コスモディナー/マーゴットソラーレ/レオエンプレス/ティンク/ルクスノア/アレグロブリランテ/セントメモリーズ/セキトバイースト/マテンロウゴールド/インビジブルセルフ/ハッピーサプライズ

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