※各種データは2024.12.31現在に更新。
※特に断りのない限り、データ・画像はTARGET frontier JV・JBIS Searchより引用。
基本情報
繫養:社台スタリオンステーション(2017-)
生年:2011年 生産:戸川牧場
競走成績
JPN:15戦8勝 HKG:3戦3勝
2015年度 JRA賞年度代表馬/最優秀短距離馬
2016年度 JRA賞特別賞
2015 G1-安田記念(東京1600m)1着
2015 G1-マイルCS(京都1600m)1着
2015 G1-香港マイル(HKG/シャティン1600m)1着
2016 G1-チャンピオンズマイル(HKG/シャティン1600m)1着
2016 G1-天皇賞(秋)(東京2000m)1着
2016 G1-香港C(HKG/シャティン2000m)1着
2015 G3-ダービー卿CT(中山1600m)1着
2016 G1-安田記念(東京1600m)2着
2016 G2-札幌記念(札幌2000m)2着
JRA産駒成績
世代別

年次別

所感
メジロボサツ牝系。近親にメジロドーベルを持ち、二代母メジロモントレーはG2-AJCCなど重賞4勝。本馬は父の初年度産駒、母10歳時の6番仔にあたる。
「スクリーンヒーロー×Sadler’s Wells×Never Bend」はピースオブエイト・ミュゼエイリアンなどと共通するニックス。本馬はこれに加えてモガミの血を引き、La Troienneの多重クロスによって馬力・底力を増幅している。Roberto系×Sadler’s Wells系且つ代々中長距離血脈を重ね続けてきたアウトラインからは、有馬記念など中山小回り急坂を力任せに捲る中距離馬が想像されるが、実際には東京・京都の高速マイル戦で大成した。ギアチェンジ時の瞬間的加速度や前捌きの軽快なピッチ走法はモデルスポート(Tom Fool≒Spring Run2×3)的であり、配合的に狙った訳ではないが、このスピードが強く顕在したと考えられる。血統表の字面だけでは理解しきれない、実馬の走りと血統表を擦り合わせて初めて理解が深まる『なのに』の名馬と言える。


Menow・Bull Dog・Peter Panなどが共通。
自身の寝繋ぎをよく伝えており、適性は概ね芝向き。デビュー初期はマイル以下での活躍が目立ったが、現在は中距離路線が主戦場となっている。自身が隔世遺伝的に受け継いだ俊敏性よりも、血統表通りの潜在的スタミナ・パワーを強く遺伝していると考えられる。Roberto父系らしいコルトサイアー傾向は健在で、牝馬偏差値の低さは現役屈指。馬格に恵まれる反面仕上がりは遅めで、3歳秋以降に本格化するパターンが多い。ただし、種付料が上がった4世代目(2021年産)以降、社台グループ生産馬を中心に2歳戦での活躍が目立つようになってきた。
産駒の多くに共通する弱点として末脚の上限値が低い。上級条件で戦うには前々での立ち回りが必須となるため、配合の基本方針は北米血脈やスプリンター・マイラー血脈から基礎スピードの高さ・先行力を取り込むこととしたい。特に相性の良い血統としてはDamascusやFrancis S.が挙げられ、共にジャックドール・ピクシーナイト・ラーグルフと共通。特にFrancis S.は父の配合の核であるLe Troienneを継続する形になるので面白い。また、Haloクロスで素軽さを引き出すMachiavellianとの配合も有効。



2血脈を併せ持つOgygianとの配合は今後注目。




豪州産重賞馬の殆どはDanehillを用いたDanzigクロスを内包するが、本邦に於いては馬力に振れ過ぎるためか、アベレージが出ていない。ただし、ここに来てダノンマッキンリー・ダノンエアズロックなど将来有望な若駒が続々と現れており、今後の動向に要注目。


