2025年05月20日、シルクホースクラブ2025年度募集予定馬リストが公開された。現時点で判明している情報から、気になる血統を持つ馬について紹介する。
※特に断りのない限り、データ・画像はTARGET frontier JV・JBIS Searchより引用。
【06/20】募集番号・募集額・所属厩舎追記。
【07/22】測尺(7月上旬)・実馬寸評追記。82.Clearwingの24追記。
参考動画:2025年度募集世代注目種牡馬解説
01.プティフォリーの24

父:キタサンブラック 母父:Australia
生年月日:2024年03月16日 生産:ノーザンファーム
所属厩舎:宮田敬介(美浦) 募集総額:7,000万円(一口140,000円)
体高:157.0㎝/胸囲:177.0㎝/管囲:20.5㎝/馬体重450㎏
雑感:二代母Pretty PleaseはPlanteur(ガネー賞-G1/FR 他)の半妹。母プティフォリーはPersian King(仏2000ギニー-G1/FR 他)の半妹。「キタサンブラック×Sir Ivor」はイクイノックス・クロワデュノールと共通。その他Sadler’s Wells・Danehill・Sharpen Up・Blushing Groomなど、ソールオリエンスとも似通う血統構成。脚長トモ薄歩様ヨシ、いかにも走る父産駒といった印象。良い馬。芝中距離~長距離。
06.エスケイプクローズの24

父:キズナ 母父:Going Commando
生年月日:2024年02月23日 生産:ノーザンファーム
所属厩舎:宮田敬介(美浦) 募集総額:5,000万円(一口100,000円)
体高:160.0㎝/胸囲:176.0㎝/管囲:19.8㎝/馬体重438㎏
雑感:母エスケイプクローズはラカナダS-G3/USAなど北米20勝のソヴリン賞最優秀古牝馬。「ディープインパクト×Storm Cat×Unbridled’s Song=アジアンミーティア」はコントレイル・ラウダシオン・オオバンブルマイ、キズナ産駒ではナチュラルライズ・ショウナンラプンタと共通。全体のアンバランスさはこの時期の父産駒にありがちなものとして、なかなかの起繋・硬さが目立つ歩様・左後第一趾骨骨折の手術歴などリスクは大きい。芝ダート兼用マイル~中距離。
37.ブランノワールの24

父:エフフォーリア 母父:ロードカナロア
生年月日:2024年04月22日 生産:ノーザンファーム
所属厩舎:鹿戸雄一(美浦) 募集総額:4,500万円(一口90,000円)
体高:152.0㎝/胸囲:172.0㎝/管囲:19.5㎝/馬体重415㎏
雑感:企画推奨馬。二代母プチノワールはアサクサデンエン(安田記念-G1 他)と同血。母ブランノワールはJRA4勝、京都牝馬S-G3 3着で、ローブティサージュ(JRA賞最優秀2歳牝馬)の半妹。「エピファネイア×キングカメハメハ」「ロードカナロア×ハーツクライ」のニックスを再現する「エフフォーリア×ロードカナロア」は次世代ニックス候補。二代母から始まるHaloの緊張→緩和→緊張がストレートに決まった好配合。遅生まれを考えれば出来自体は及第点以上も、気性面がやや気掛かり。芝マイル~中距離。
44.ウィクトーリアの24

父:キタサンブラック 母父:ヴィクトワールピサ
生年月日:2024年03月14日 生産:ノーザンファーム
所属厩舎:高野友和(栗東) 募集総額:8,000万円(一口160,000円)
体高:157.0㎝/胸囲:176.0㎝/管囲:20.2㎝/馬体重427㎏
雑感:企画推奨馬。二代母ブラックエンブレムは秋華賞-JPN1など重賞2勝。母ウィクトーリアはフローラS-G2などJRA3勝で、ブライトエンブレム(札幌2歳S-G3)・アストラエンブレム(ラピスラズリS-L 他)の半妹。「キタサンブラック×ネオユニヴァース」「キタサンブラック×Machiavellian」のニックスを併せ持つ「キタサンブラック×ヴィクトワールピサ」は次世代黄金配合。カタログで言及されるレベルの硬い脚捌きが気になる。芝中距離~長距離。
45.ミスビアンカの24

父:キタサンブラック 母父:ロードカナロア
生年月日:2024年01月14日 生産:ノーザンファーム
所属厩舎:福永祐一(栗東) 募集総額:7,000万円(一口140,000円)
体高:156.5㎝/胸囲:178.5㎝/管囲:19.5㎝/馬体重460㎏
雑感:二代母シャトーブランシュはマーメイドS-G3制覇。母ミスビアンカはJRA3勝で、ヴァイスメテオール(ラジオNIKKEI賞-G3)・イクイノックス(JRA賞年度代表馬)の半妹。本馬は叔父イクイノックスと3/4同血にあたる。「キタサンブラック×ロードカナロア」もJRA勝馬率75.0%(3/4)の次世代ニックス候補。初仔の牝馬ながらサイズは充分。母似の印象が強く、気負い気味の歩様からも距離は持たないかも。芝マイル。
51.バラーディストの24

父:ロードカナロア 母父:ハーツクライ
生年月日:2024年03月04日 生産:ノーザンファーム
所属厩舎:武幸四郎(栗東) 募集総額:5,000万円(一口100,000円)
体高:152.0㎝/胸囲:176.0㎝/管囲:19.3㎝/馬体重445㎏
雑感:二代母バラダセールは亜1000ギニー-G1/ARG・亜オークス-G1/ARGなど重賞3勝の亜最優秀3歳牝馬で、Le Blues(亜2000ギニー-G1/ARG 他)の半姉。母バラーディストはJRA3勝で、サトノフラッグ(弥生賞-G2 他)・サトノレイナス(桜花賞-G1 2着 他)の半姉。「ロードカナロア×ハーツクライ」はコスタノヴァ・ロードデルレイ・ケイデンスコールなどと共通。昨年募集の半兄に続いて今年も出来は良さそうで、バラーディスト名繁殖説が俄かに浮上。芝短距離~マイル。
56.アンティフォナの24

父:サリオス 母父:Songandprayer
生年月日:2024年01月23日 生産:白老ファーム
所属厩舎:斉藤崇(栗東) 募集総額:3,500万円(一口70,000円)
体高:155.5㎝/胸囲:173.0㎝/管囲:19.3㎝/馬体重454㎏
雑感:企画推奨馬。二代母SnatchedはCuve(フューチュリティS-G1/USA 他)・Will He Shine(トゥルーノースH-G2)の半妹。母アンティフォナはJRA1勝。本馬はアンブロジオ(クロッカスS-L 2着)・ラウダシオン(NHKマイルC-G1 他)の半妹。スワーヴリチャード・ノットゥルノと共通する「ハーツクライ×Unbridled’s Song」を再現。この父系にしては脚向きの不安も少なく、堅実に走りそう。芝マイル。
60.グランデストラーダの24

父:リオンディーズ 母父:ハーツクライ
生年月日:2024年04月30日 生産:ノーザンファーム
所属厩舎:松下武士(栗東) 募集総額:4,000万円(一口80,000円)
体高:156.0㎝/胸囲:169.5㎝/管囲:20.0㎝/馬体重406㎏
雑感:二代母レジェンドトレイルはシンコウラブリイ(JRA賞最優秀古牝馬)・タイキマーシャル(エプソムC-JPN3)・ハッピーパス(京都牝馬S-JPN3)の半妹。母グランデストラーダはJRA3勝でスパーキングレディーC-Jpn3 3着。本馬は近親ミュージアムマイル(皐月賞-G1 他)と15/16同血にあたる。「キングカメハメハ系×ハッピーパス牝系」はミュージアムマイルの他、サブライムアンセム・チェッキーノ=コディーノと共通。。遅生まれを考慮した上で、このサイズ感をどの程度許容するか。芝ダート兼用マイル。
67.ロザリンドの24

父:オルフェーヴル 母父:シンボリクリスエス
生年月日:2024年03月02日 生産:ノーザンファーム
所属厩舎:松永幹夫(栗東) 募集総額:4,000万円(一口80,000円)
体高:156.0㎝/胸囲:177.5㎝/管囲:19.5㎝/馬体重435㎏
雑感:二代母シーザリオは優駿牝馬-JPN1・アメリカンオークス-G1/USAを制したJRA賞最優秀3歳牝馬。母ロザリンドはエピファネイア(ジャパンC-G1 他)の全妹、リオンディーズ(朝日杯FS-G1)・サートゥルナーリア(皐月賞-G1 他)の半姉。本馬はオーソリティ(アルゼンチン共和国杯-G2 他)の全妹にあたる。「オルフェーヴル×シンボリクリスエス×Sadler’s Wells=Fairy King」はオーソリティの他、ソーヴァリアントと共通。上は牡馬は走るが牝馬は全滅、サイズ不足が原因であれば本馬は一旦安心。尾花栗毛の派手なルックスで動きもまずまずだが、右前は気になる。芝中距離。
82.Clearwingの24

父:Mehmas 母父:Anjaal
生年月日:2024年02月15日 生産:Margaret & Max Ervine(IRE)
所属厩舎:田中克典(栗東) 募集総額:3,500万円(一口70,000円)
体高:150.5㎝/胸囲:177.5㎝/管囲:20.6㎝/馬体重473㎏
雑感:2024年Goffs November Foal Saleにて€100,000で落札。父Mehmasは20年・21年全欧1st/2ndクロップリーディングサイアー。二代母RefindはPipe Major(クライテリオンS-G3/GB)の半妹。母ClearwingはGaleota(ミルリーフS-G2/GB 他)・Loulwa(River Eden Fillies’ S-L/GB)の半妹。本馬は近親Charyn(カルティエ賞最優秀古馬)と5/8以上同血にあたる。「Acclamation系種牡馬×Ahonoora」は前述のCharynやマッドクールの他、Alfareeq(ジェベルハッタ-G1/UAE)・Cachet(英1000ギニー-G1/GB)・Scorthy Champ(愛ナショナルS-G1/IRE)などと共通。低重心トモ幅しっかり元気ヨシ、イメージ通りの豆タンク。芝短距離。