出走馬勝ち上がり時評価
【評価基準】
A:重賞級 B:OP級 C:高確率で期間内+1勝が狙える
D:期間内+1勝が狙える E:期間内+1勝は厳しい
馬名 | 該当レース | 評価 |
ドナベティ | 07/08 新馬戦 (函館芝1200m) | C |
キャンシーエンゼル | 07/15 新馬戦 (中京芝1200m) | C |
クイックバイオ | 08/27 未勝利 (札幌芝1500m) | C |
ピューロマジック | 09/02 未勝利 (札幌芝1200m) | C |
テラメリタ | 06/03 新馬戦 (阪神芝1600m) | D |
ヒヒーン | 06/10 新馬戦 (阪神芝1600m) | D |
ロータスワンド | 06/11 新馬戦 (函館芝1200m) | D |
シカゴスティング | 07/29 未勝利 (新潟芝1400m) | D |
セイウンデセオ | 08/12 新馬戦 (小倉芝1200m) | D |
イツモニコニコ | 09/17 未勝利 (阪神芝1400m) | D |
シュークリーム | 10/15 新馬戦 (京都芝1200m) | D |
クリノハレルヤ | 07/01 新馬戦 (中京芝1200m) | E |
セントメモリーズ | 07/22 新馬戦 (福島芝1200m) | E |
キャプテンネキ | 08/12 新馬戦 (新潟芝1400m) | E |
バロン | 08/13 未勝利 (新潟芝1400m) | E |
レディーエンジェル | 08/19 新馬戦 (新潟芝1200m) | E |
カルチャーデイ | 09/02 新馬戦 (小倉芝1200m) | E |
ワイドラトゥール | 10/15 新馬戦 (新潟芝1600m) | E |
※2歳芝新馬戦・未勝利戦のみ
考察
素質は〇⑤クイックバイオ・▲⑧テラメリタの須貝2騎だと思うが、共に手替わりでフルゲートの内目枠。揉まれ弱いブリックス産駒だけに強くは推しづらい。
振り回して◎③ピューロマジックとする。母メジェルダは当レース2着の早熟芝スプリンター。産駒にはスピードと意外な芝適性を伝えており、メディーヴァル(OP-韋駄天SなどJRA4勝)、バグラダス(JRA3勝・G1-朝日杯FS 5着)と産駒出走勝馬率100.0%(3/3)の名繁殖だ。
ダートの新馬戦では馬群に包まれ嫌気が差したか大敗を喫するも、芝に矛先を変え3戦目で勝ち上がり。その内容が秀逸で、後続を10馬身突き放す逃げ切り圧勝、札幌最終週の稍重馬場としては時計も優秀、更には2着リネンワルツも次走同距離で勝ち上がりのオマケ付き。上記2頭と同じく気性的な危うさは抱えるものの、少なくともテンのダッシュはコチラの方が速く、継続騎乗で癖も掴めている(はず)。Bコース替わりで内が多少復活しており、行き切ってしまえば中々止まらないのでは。
以下、△①ドナベティ、△⑦セントメモリーズ、△⑭シュークリーム、△⑰キャンシーエンゼル、△⑱クリノハレルヤまで。かなり難解。
回顧
コース替わりで内がカバーされたものの見た目に荒れが目立ち、やや外差し寄りの良馬場開催。34.1-11.1-35.2のハイペースで、離れた3番手集団辺りでもそこそこ流れている印象。最後方グループはそもそも流れに乗れずノーチャンス、先行集団は直線で余力無く、前潰れで中団好位からの差し決着となった。
カルチャーデイは内3,4番手を手応え良く追走。直線も勢い衰えず、併せ馬で追い上げる2,3着馬を半馬身抑え込んだ。全くのノーマークだったが、46.2-34.2を刻み、正攻法で完勝されては褒めざるを得ない。三代母ココパシオンはリトルオードリー(G2-4歳牝馬特別)の全姉で、自身もG3-シェーヌ賞(FR/芝1600m)制覇。Red God≒Up Spirits3×3で固定されたスピードを堅実に伝え、牝祖としてファインルージュ(G3-紫苑S 他)やザラストロ(G3-新潟2歳S)を出している。本馬はそこから派生して、Spring Run≒Tom Fool≒Flaming Pageをひたすら累進。父×母父ともにスプリンターで、配合の意図も明白である。見た目にも更なる距離延長が向くとは思えないが、忘れた頃にまた大穴を開けてきそうな予感。常に警戒はしておきたい。
◎ピューロマジックは期待通りの競馬をしてくれたので文句なし。結果だけが残念だった。◯クイックバイオ、▲テラメリタについても予想通りの結果。能力が全く足りない訳ではないので、今後チャンスが巡ってくることもあるだろう。