阪神JF血統予想2021

牝馬クラシック路線で施行される重賞の距離内訳は、1400㍍2レース・1600㍍5レース・1800㍍1レース・2000㍍1レース・2400㍍1レース。マイル戦で淘汰され、選び抜かれた才媛がその天賦のスピードを比べるのが牝馬クラシックである。2歳女王決定戦であるこのレースに関しても来年を見据え、天賦のスピード、言うなればGⅠ級の素質を感じさせる『ハッとする脚』を見せたマイラーに本命を打ちたい。

◎ステルナティーアとする。母ラルケットは中央4勝(芝1400-1800㍍)。全兄ステルヴィオ。ロードカナロア×Fairy Kingは勝馬率53.6%(15頭/28頭)。二代母アズサユミの部分にNorthern Dancerを引かない「4分の3ND・4分の1異系」配合。Nasrullah×Hyperion的重厚ストライドの本格派マイラー。今年の新馬戦で『ハッとする脚』を見せた牝馬は、ルージュスティリア、アストロフィライト、そして本馬の3頭。上がり最速32.7で3馬身差という数字は勿論のこと、持ったまま先頭に並びかけ、追い出してからラスト1Fで突き放すレースぶりからは、明らかに一頭抜けた素質を感じた。更には下した相手の内3頭が次走で勝ち上がっているのだから、その素質に疑いはない。新馬戦・サウジアラビアRCは、いずれも1000㍍通過62秒後半という、どスローからの上がり勝負。着順としては1着→2着と何の不満もないが、前走掛かり気味に追走していた様を見るに、本馬にとってそのようなペースは決して望ましいものではない。パーソナルハイや距離延長の先行組によるハイラップが予想される今回こそ、本馬の真骨頂を見ることができるのではないか。

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