自称血統研究家が2023アルテミスSを考える

出走馬勝ち上がり時評価

【評価基準】

 A:重賞級 B:OP級 C:高確率で期間内+1勝が狙える

 D:期間内+1勝が狙える E:期間内+1勝は厳しい

馬名該当レース評価
チェルヴィニア08/12 未勝利 (新潟芝1800m)A
サフィラ09/30 未勝利 (阪神芝1800m)B
スティールブルー08/26 新馬戦 (新潟芝1600m)C
ライトバック08/13 新馬戦 (新潟芝1800m)C
エリカリーシャン08/26 新馬戦 (新潟芝1800m)D
ニシノコマチムスメ08/05 新馬戦 (新潟芝1600m)D
ラヴスコール08/19 新馬戦 (札幌芝1500m)D
シュシュトディエス09/17 新馬戦 (中山芝1600m)E
ショウナンマヌエラ07/09 新馬戦 (中京芝1600m)E
ミエノブラボー09/18 未勝利 (中山芝1600m)E

※2歳芝新馬戦・未勝利戦のみ

考察

 ◎④チェルヴィニアとする。血統・パフォーマンスについては勝ち上がり診断③参照。決してマイラーではないが、新馬戦のパフォーマンスを考えれば、春クラシックまでならこの距離でも充分通用するだろう。新馬戦でハイパフォーマンスを見せた大物候補が停滞気味な今、本馬が来年の主役に名乗りを上げる。

回顧

 Bコース替わりで高速時計連発の良馬場開催。48.0-45.6のどスロー、馬群一団の緩い流れからよーいドンの競馬。

 ◎チェルヴィニアはまずまずのスタートから中段追走。3-4角から直線半ばにかけて、両サイドからプレッシャーを掛けられたが、3着馬が抜け出したスペースを逃さず抜け出すと、上がり33.3の末脚で1馬身3/4差の快勝。勝ち時計1:33.6はレースレコードで、レース上がり5F57.7は同距離歴代10位タイと時計面も文句無し。鞍上のソツない騎乗も含め、着差以上の好内容として評価したい。父母ともに中距離志向が強く、重ね重ね言うが決してマイラーではない。今回はポテンシャルの高さを再認識させられたレースであり、牝馬クラシック路線はこの馬を中心に回ると見て間違いないだろう。

 2着サフィラは勝ち馬マークから直線早めに追い出し末脚を伸ばすも、アッサリ突き放されて完敗。とはいえ、時計的には過去同レース優勝馬と比較しても然程見劣らず、今回は相手が悪かった。勝ち上がり診断でも述べたように、完成はまだまだ先で、半兄サリオスよりも全姉2頭(サラキア・サリエラ)に似たタイプ。軽いメンバーであれば重賞を勝つチャンスはありそうだが、今後G1で本命を打つとすれば、4歳以降のエリザベス女王杯か。

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